元気に歩けるように!
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こんばんは。獣医師の三浦です。
雪が降ってようやく冬がきた!と思ったのもつかの間、
もうすぐ春ですね。
ヒーターをつける頻度も減ってきました。
2頭が並んで暖まる…なんて風景も見られなくなるのかと思うと少し寂しいです😥
余談ですが、この2頭の”顔”だけ見て、どちらが雄でどちらが雌か分かりますか?
私は初めましての猫さんは見分けてみようと頑張るのですが、半分ぐらい外れてしまいます…😅
見分け方は、また次回のブログで🙂
さて、本日は股関節の病気の紹介です。
柴犬のKちゃんは昨年4月生まれの子犬さんです。
最初のワクチンでの来院時から、股関節の膝蓋骨脱臼があることが分かっていました。
症状はほとんどなく、Kちゃん自身は気にしていない様子だったので経過をみていましたが
生後6ヵ月頃、後肢の跛行が認められたためレントゲンを撮ることにしました。
すると…膝蓋骨より、明らかな異常が出ていたのは股関節!
1枚だけだと分かりにくいので、正常な像と並べてみます。
大腿骨が股関節にきちんと収まっていないのが分かるでしょうか?
股関節の窪みが浅いことが原因です。
この状況では関節を満足に動かすことができません。
これは、股関節形成不全というものです。
大型犬に多いのですが、遺伝的要因が大きいとされています。
進行すると痛みは増し筋肉量もどんどん減ってくるので、早い段階での手術が望ましいとされます。
Kちゃんも股関節を触ると非常に嫌がっていました。
手術方法はいくつかあるのですが、今回は大腿骨頭切除術を行いました。
その名の通り、股関節にあたる大腿骨頭を切り落とす手術です。
骨を切っちゃうの!?と思われるかもしれませんが、
切った後の関節は周囲の筋肉がサポートしてくれるため、
痛みを緩和し通常の日常生活を送るという目的では、成功率は非常に良い方法です。
手術後のレントゲンです。
左側の大腿骨頭がなくなりました。
Kちゃんは思いの外回復が早く、手術翌日からある程度足をついてお散歩に行くことができました👏
膝関節も手術前にはプルプルと震えていたのですが、股関節が安定すると震えが止まりました。
そして2ヵ月ほどして、先日反対側の手術も無事に終わりました🤗
二度の大きな手術、お疲れ様でした☺
小型犬の場合、他にもレッグ・ペルテス(大腿骨頭壊死症)というような疾患も多いです。
こちらも1歳未満の成長期の頃から症状が出てきます。
一度の診察で診断が難しいこともありますが、
何度かレントゲンを撮ることにより進行が認められるため判断しやすくなります。
成長期で足を痛がるな…という様子があれば、放置せず、必ず診察を受けてくださいね。
それでは今日はこの辺で・・・
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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