恐るべし尿閉!!
2月11日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:2月17日(土)午後
百石:2月24日(土)午後
廣畑:2月24日(土)
三浦:2月11日(日)
日が経つのは早いものですね。
アムロが他界してから一月が経ちました。
寂しさや悲しさは変わりませんが、勝手に過ぎていく時間が少しずつでも心を癒してくれているような気がします。
アムロが見ていてくれてるのかなぁとよくお空を見上げるようになりました。
そんな中、シュナ友でもある患者様からステキなプレゼントを頂きました😍
まるでアムロがこっちを見つめてくれているようで、見る度にニヤニヤしてしまいます。
宝物として大切に使わせていただきます。
ありがとうございました☺
それでは今回は長い入院と大手術を乗り越えてくれたネコのTちゃんのお話をしようと思います。
Tちゃんは今年入ってすぐに、オシッコが出ないということで来院されました。
雄のネコちゃんでは比較的多くみられる尿道閉塞です。
雌に比べて尿道の出口が狭く、結石などが詰まり易いため起こります。
オシッコが出ない状態が長く続くと、腎臓にまで負担がかかって腎不全を引き起してしまい命に関わります。
いち早く閉塞を解除し、オシッコが出す必要があります。
Tちゃんも来院時元気がなく、お腹を触るとキンキンになった膀胱が触れました。
血液検査でも腎数値が上昇していました。
すぐに治療開始です。
なんとか尿道にカテーテルが通り、閉塞は解除できました。
そのまま数日はカテーテルを留置してスムーズにオシッコが出る状況を作りながら、点滴をして腎不全の治療を行います。
腎不全は速やかに改善し、オシッコもカテーテルからしっかり出ていたので、数日してカテーテルを抜きました。
しかし、それからまたまたオシッコが出なくなってしまったんです😱
排尿を促すようなあらゆる薬を使ったり再度カテーテルを留置したりもしたのですが、なかなか改善がみられず、最終的には尿道を切開して開口部を広げる手術をすることとなりました。
尿道を露出して一部分を切開します。
そしてそこを新たな開口部とし、初めに切った包皮を再建していきます。
術後、縫合したところがある程度融合してくるまでは尿道にカテーテルを留置します。
術後1週間して、いよいよカテーテルを抜きました。
緊張の瞬間です!
翌日、トイレをみると・・・
オシッコの跡がありました!!!😂
心の底からガッツポーズです💪😀
Tちゃん、本当によく頑張ってくれました。
数日後、いよいよ元気に退院していってくれました。
ネコちゃんの下部尿路疾患は多くみられ、特に雄では尿道閉塞で状態が悪くなってしまうことが少なくありません。
オシッコの色や量、回数がいつもと違うなぁと思われたら、まずは尿検査を行いましょう。
また一度でも膀胱炎になったことのある子は定期的に尿検査をし、結晶や感染の有無を確認することをお奨めします。
また気になることがあればなんでもご相談ください。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
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