脱毛の原因は??〜甲状腺機能低下症〜
7月20日(月・祝)
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皆さんは三連休どのように過ごされましたでしょうか?
私は久しぶりに勤務医時代の師匠の病院(泉南動物病院)にお邪魔していました
原点に返り、後輩の獣医師達が一生懸命診察している姿をみるとヤル気をもらえました
若い獣医師にも負けないように頑張ろうと想います
さて今回はホルモン病のお話です
甲状腺機能低下症という病気についてです
病名からしてそのまんまですが
甲状腺ホルモンが分泌されなくなる病気です
甲状腺ホルモンは別名成長ホルモンとも呼ばれるホルモンで
身体の代謝に非常に密接に関わっています
甲状腺が原因不明ですが破壊される事によって
甲状腺ホルモンが出せなくなると・・・
・何となく元気がない
・食べる量は変わらないのに体重が増える
・身体の毛が抜ける
などの症状が出て来ます
しかしこれらの症状は何となく老齢だから?
と片付けてしまわれがちな症状ばかりで
なかなか診断を付けられずに病状が進行している事もあります
今回の症例はミニチュアダックスの男の子ですが本来は大型犬に多い病気です
何となく元気がない表情?
そして全体的に毛が薄く尾の一部分が脱毛しています
(ラットテールといわれる特徴的な所見です)
ホルモン検査を行ったところ
明らかに甲状腺ホルモンの数値が低下していたため
ホルモンの補充療法を開始しました
明らかに毛が生えてきてくれています
毛量も多くなりました
表情も何だか元気そう??
このように初めは一種の皮膚病とも勘違いされてしまう事もある病気ですが
特徴的な臨床所見に気づく事が出来れば治療はスムーズです
年だからと思い込まずに
何か気になる事があれば相談してみて下さい
それでは今日はこの辺で・・・・
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