痛々しい・・・
8月31日(金)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:9月8日(土)午後、9日(日)、22日(土)午後
百石:9月1日(土)午後、15日(土)午後、29日(土)午後
三浦:9月16日(日)
國廣:9月7日(金)、16日(日)
こんばんは、獣医師の國廣です。
いよいよ明日から9月ですね。平成最後の夏が終わってしまいました。
今年の夏は川、海、夏フェスと満喫させていただきました。先日は病院の納涼会も無事に終えることができました。
ただ今年花火に行けなかったのが残念です😣笑 来年こそは見に行きたいと思います!
ではでは、本日のお話は8歳の猫のMくんについてです。
(以後刺激の強い写真が出てくるので、苦手な方はお控えください。)
Mくんは普段室内で飼われているのですが、先日隙をついて脱走してしまいました。
そして家に帰ってくると、このように尻尾に痛々しい傷が😣
しかもその傷は重度の感染を起こしており、壊死している状態でした。
飼い主様には”ほっておくといずれ腐って落ちてしまう”ことを説明し、1つの方法を提案しました。
それが「断尾術」です。おそらくよく聞くのは子犬や子猫での話だと思いますが、
怪我をしてまった今回のケースのような大人のわんちゃん、猫ちゃんにも適用されます。
手術の写真の前に簡単な説明をしておくと・・・
尻尾は”尾椎”という脊椎の一部とそれを取り巻く血管、皮膚で構成されています。これをどんどん剥離していき
尾椎と尾椎の間で切り落とす、というのが「断尾術」になります。
こちらは術前の写真です。改めて見るとなかなかに痛々しい傷。。。
Mくんも相当のストレスを抱えていたと思われます。
では、術野を消毒していよいよスタート。
止血をしながら、皮膚・その下の皮下織を剥離していきます。
そして尾椎まで剥離が終わり、いよいよ切断です。
最後に傷口を綺麗に縫合して、手術は終わりになります。
術後の注意事項としては、一般的な手術と同様で
・抗生剤により感染を防止する。
・傷口を清潔に保つためにカラーなどで舐めれないようにする。
などです。
わんちゃんでは少ないですが、外に出てしまって外傷を負ってしまう動物も少なくありません。
軽傷であれば傷口の消毒などの処置で済みますが、今回のような重傷であれば手術をすることもあります。
未然に予防するには、やはり私たちが危険から守ってあげる必要があります。
みなさんで大事な”家族”をこれからも守ってあげれればな、と思います。
もちろん私たち右京動物病院のスタッフも全力でサポートさせていただきますので、
これからもよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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