救急です!!!
来月神戸のルミナリエが始まりますね(・∀・)
見に行かれた方も多いと思いますが、私はもう何年も行けていないので今年こそは行ってみたいですね!笑
さて、先日、お腹がパンパンに膨れ上がったダックスフンドが
日曜日に来院されました( ・Д・)
このお腹の膨らみは昨日までは見られず、
当日の朝に急に膨れてきたということでした
レントゲン検査を行ったところ、、、
お腹の中では胃が膨れ上がり、捻れてしまっています(((( ;゚д゚)))
この病態を胃拡張捻転症候群と言います。
この病気はご飯を一気に沢山食べてしまったり、
食後の激しい運動によって起こるとされています。
グレートデン、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー
などの胸が深い大型犬で発症しやすいと言われています。
ただし、小型犬・中型犬でも発症する危険性はあります
症状としては、
・何度も吐こうとしているのに吐けない
・大量のよだれ
・お腹が急に膨れてくる
・背中を丸めて苦しそうにしている
・そわそわして、落ち着きがない
などが見られます(;´Д`)
胃拡張捻転症候群は1分1秒を争うような命に関わる病気ですε=ε=(;´Д`)
そのため診察時間中ではありましたが、緊急手術が行われました
手術では胃内のガス・内容物を除去し、胃を正常な位置に戻します。
またこの病気は再発しやすいので、再発防止のために胃が動かないよう
胃壁固定術というものを実施しました。
手術は無事に終わりました。
手術後のレントゲン写真がこちらです。
胃の大きさも捻れも元に戻っています(^∀^)
しかし、安心はできません
胃が膨れ上がったことによってお腹の血流が悪くなっていたわけですΣ(´д`;)
それによって手術後に不整脈など様々な障害がでてくる場合もあります。
そういったことが起こるため、その後3日間は入院する必要がありました
幸い入院中は何も起こることなく元気に退院されました(・∀・)
胃拡張捻転症候群を起こさないためには、
・食後数時間は散歩や激しい運動をさせない
・ご飯を一気に食べることができないような食器を使う
・1回のご飯の量を減らす
などが有効になりますので覚えていただければと思います(。・ω・)ノ゙
それでは今日はこの辺で・・・
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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
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