検査は大切ですね
4月11日(火)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:4月16日(日)、5月4日(木)〜7日(日)
学会・勉強会等参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
こんにちは!
京都に住んで1年が経ちましたが、気付いた事が!
それは京都は桜の木が非常に多いということです。
神戸・神奈川・青森と住んできましたが、京都の桜の木の多さには
ビックリしました
京都でもお花見がしたいと思う今日この頃です(^∀^)
先日スケーリングのために来院されたM・ダックスのMちゃん。
この子は13歳と高齢だった為、全身に異常は無いかスケーリング前に
詳しく検査することとなりました。
まずは、血液検査。
肝臓や腎臓の値に異常は無く、問題は無さそうでした。
続いて、レントゲン検査。
お腹を横からレントゲン撮影したに異常な所を発見、、、
お腹の中に大きな塊が見られます
これはおかしい、、、
お腹を上からレントゲン撮影すると、
身体の左半分に大きな塊があることが判明しました。
上の写真では身体の左右が逆転しているため、
写真で身体の右側に塊があれば、それは実際には
身体の左側に存在していることを意味しています。
これは何なのか、、、
エコー検査で探っていきました。
その結果、この大きな塊の正体は『腎臓』であることが判明しました。
Mちゃんの左側の腎臓が異常に大きくなっていたのです。
ちなみに、右の腎臓はこんな感じ。
左右の腎臓で明らかに大きさが違いますよね(((( ;゚д゚)))
今回のMちゃんの体格だと、正常な腎臓の大きさは約3〜5㎝くらいです。
ですが、左側の腎臓は約7.6㎝と正常よりも大き目。
なぜここまで大きくなってしまったのか、、、
それは腫瘍などでは無く、腎臓の中に液体で満たされた嚢胞ができていたからでした。
この状態を腎嚢胞と言います。
この腎嚢胞ですが、臨床上問題になることはそこまでありません。
この日、Mちゃんの身体の状態は良好でしたが、
念のためスケーリングは延期となりました。
腎臓は肝臓と同じで沈黙の臓器です。
ある程度まで悪くならないと臨床症状は出てきません
中〜高年齢のワンちゃんネコちゃんを飼われている方は注意して下さい。
気づかないうちに腎臓がどんどん悪くなっているかもしれませんよ
5月からフィラリア予防が始まります。
予防前にフィラリアに感染していないかチェックするため血液検査します。
その時同じ血液を用いて一緒に肝臓や腎臓の機能は低下していないか、
この機会に詳しく血液検査することを強くお勧め致します!!!
それでは今日はこの辺で・・・
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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
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