大変ご迷惑をおかけしました>_
2月19日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:2月21日(火)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
みなさま
先週は体調不良のため急なお休みを頂いてしまい、大変ご迷惑をおかけしました
もうずいぶんと回復し、ご飯もしっかり食べれるようになりました
今までにもあまり体調を崩したことがないので、今回ばかりはかなりこたえてしまいました
日々の健康管理はやはり大事ですね
しみじみと思い知らされました
抜けてしまった分まで頑張っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします
さて今回は、リンパ腫という病気についてお話しようと思います。
リンパ腫はいわゆる血液の癌と言われています。
犬にも猫にも認められ、中齢〜高齢で多く、原因は不明です。
発生部位によって、多中心型、縦隔型、消化器型、皮膚型に分類されます。
犬のリンパ腫は中でも多中心型が多く、外から触れる場所にある体表リンパ節が腫れてくるので、オーナーさんが気付かれて来院されることが多いです。
顎の下や首、脇、股、膝の後ろに体表リンパ節があるので、一度チェックしてみてください
腫れていなければ分からないことの方が多いですが…。
猫のリンパ腫は消化器型が多く、腸粘膜が腫れたり、腸間膜リンパ節が腫れたりして、食欲不振、嘔吐、下痢がみられて来院されることが多いです。
リンパ腫は腫れているリンパ節に針を刺して細胞を吸引する、細胞診によってある程度の診断ができます。
重度の歯肉炎や外耳炎などの場合にも、反応性過形成として近くのリンパ節が腫れることがあるので、診断には注意が必要です。確定診断をするにはその腫れている部分を手術で切除して病理組織学的検査を実施する必要があります。
治療法は抗癌剤です。
腫れているリンパ節を手術して採っても、リンパ液は全身を流れているので意味がありません。
抗癌剤をすることによって全身のリンパ節の腫脹をおさえることができ、寿命を延ばすことができます。
しかし、残念ながらリンパ腫は根治はしません。
どんなに抗癌剤による反応が良くても、細胞レベルではおさえきることは難しく、再発が多いです。
また、抗癌剤には副作用がつきもので、食欲不振や嘔吐、下痢、貧血、免疫力低下…など命に関わるほどのものもあります。
ただ、こういった抗癌剤の治療をしない場合の予後は非常に悪く、早くて数週間程で亡くなってしまうと言われています。
今現在当院でリンパ腫を発症し、抗癌剤治療を頑張ってくれている子がいます。
ジャックラッセルのKちゃんです。
もともとはご飯、おやつ大好き、お散歩大好きの男の子です
抗癌剤の治療を開始してから、腫れていた体表リンパ節は小さくなり、これといった副作用もでていません。ただ、以前のような食欲がまったくなく、体重が減っていってしまうのが今の1番の悩み事です
食べなくなると病気と闘うための体力も落ちてしまいます。
なんとか食べてくれるようにと、先日も大好きなお芋さんをほおばりながら来院してくれました
とにかくKちゃんの好きなものを…とオーナーさんは毎日奮闘しています。
Kちゃんの抗癌剤治療はまだ始まったばかりです。1〜2週間毎に抗癌剤の注射を入れています。
だいぶ病院には慣れてきてくれましたが、定期的な点滴や注射はやはり大嫌いで、毎度全身ぶるぶる震わせています
それでもKちゃん、大好きな家族のお兄さんとお姉さんといつも一緒で、病気に負けず頑張ってくれています
どうかKちゃんがお腹いっぱいご飯が食べられますよ〜に
どうかKちゃんがいつまでも大好きなお兄さんとお姉さんと一緒にいられますよ〜に
一緒に頑張りましょ〜
それでは今日はこの辺で・・・
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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