歯科検診しませんか?
8月17日(日)
昨晩は凄い雨でしたね
当院は大丈夫でしたが、皆さんのご自宅は大丈夫でしたでしょうか?
なんだか最近は嫌な天気が続きますね・・・
さて・・・当院で最も多い手術といえば
やはり避妊・去勢手術になります
ソノサージを導入している病院も少ないためか
遠方からいらっしゃる方が多くなったように感じます
そして次に多い手術 が「歯周病治療」です
獣医療の進歩によって動物たちの平均寿命が伸び
歯磨きを今までしてこなかった子達が多く悩んでおられます
多くの共通点として
・口が臭い
・顔や眼が腫れる
・固い物を痛そうに食べる
・ヨダレや鼻水が出る
といった症状で来院されるケースが多いです
今回の子も年をとって歯がボロボロに
匂いもきつく鼻水などの症状も強く悩んでおられました
しかも持病として心臓病もあったため
今まで手術を避けられていましたが
あまりに状態が悪くなってきたため手術となりました
よくある質問で
「年を取ってるけど麻酔は大丈夫か?」
「麻酔は一生で3回しかできないのでは?」
「心臓病があったら麻酔は絶対できない?」
などと勘違いされてる方がいらっしゃいますが
近年では動物の麻酔薬・方法も向上し
(先制鎮痛、各種モニター、気管挿管・人工呼吸は当たり前です)
術前検査で問題なければ安全な麻酔を実施することができます
話は戻りますが今回の症例の写真です
これでもかというくらいに歯石がこべりついていますね
匂いも相当なものです
いくつかの歯は歯根部(根元)まで侵されていたために抜歯が必要となりました
その他の歯に関してもスケーリングをおこない研磨をして
最後に薬剤を注入して手術終了です
かなり綺麗になってくれました
これで匂いや痛みもなくいまでは快適に生活してくれています
心臓病がひどくなったり体力が衰えたりする前に一件落着して
飼い主さんも喜ばれていました
年をとっている小型犬では本当に歯周病が多いです
抜歯などしなくても良いように普段からの歯ブラシやサプリメント
そして定期的な歯石除去をしてあげるようにしてくださいね
歯科検診も行っておりますのでいつでもご相談ください
(噛む子は難しいですが(笑))
最後に他の子のビフォーアフター写真も・・・
この子は早めの処置でしたから抜歯もなくて良かったです
皆見違えるように綺麗になっていますね
たかが歯、されど歯です
身体の健康は口の健康から
自宅のワンちゃん猫ちゃんのお口を見てあげるようにしてください
では今日はこの辺で・・・・
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