原因を追究することの利点
4月16日(金)
*******臨時休診のお知らせ*********
田中:4月19日(月)
院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。
******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:4月25日(日)
デンタル教室:4月18日(日)
こんばんは😺分院の獣医師、德田です🐼
フィラリアの予防シーズンに入りました。ノミ、ダニはここ数年は年中動くようになってきているので、冬の間も予防をお勧めします!!🐛🐞
さて、今回は『生まれつき肝臓に異常があるネコちゃん😸』のお話をさせていただきたいと思います。
このお話でお伝えしたいポイントは2つあります!
①「原因を追究することがもたらしてくれるメリット✨」
②「腹腔鏡を用いた負担の少ない検査のすすめ💫」
この2点です!それではお話スタートです!
このネコちゃんは、野良ネコちゃん出身。飼い主さんが健康診断を希望され、当院に来院されたときは推定1歳でした。結果、肝臓が血液検査で異常値を示し、エコー検査は大きな異常は認められなかったというものでした。
こうなると原因を追究するには、麻酔を必要とする「CT検査」と「肝生検」が必要になってきます。
この時はまだ症状もなく、元気いっぱいであるため、経過観察を希望されましたが、半年後に胆管肝炎を発症したことをきっかけに、「CT検査」、「肝生検」を受けることを決断されました。
主な決断の理由は
・まだ約1歳であり、治療できる方法が見つかれば、より元気に過ごせる生活が期待できる!
・なにより原因がわからないまま過ごすほうが、ネコちゃんにとってつらい時間が増えるかもしれない
精査の結果、、、この子の肝臓は、
「先天的門脈低形成」と診断しました。
先天的門脈低形成とは、生まれつき肝臓が弱く、育たなかった状態であり、たくさんの薬で生涯戦い続けるような疾患などとは違う病態です。
CTではこんな風に映ります。
この結果をお伝えした際、飼い主さんは
「原因がわからず、ずっともやもやしていた気持ちが晴れました!🌞」
「原因がわかったから、それに対してこれから対策してあげることが出来る!🌻」
「ぜひ、困っている動物たちがいるなら勧めてあげたい!👐」
と、すっきりされたお顔をされていました。
麻酔をかけて、詳しく調べる検査を受けることには、麻酔のリスクや、費用などのハードルがあり、一歩踏み出しづらいことがあると思います。
しかし、今回飼い主さんの言葉を聞いて、
【CTや生検などの詳しい検査は、病気に向き合う(治療)ためだけじゃなくて、その動物と一緒に過ごしているご家族の精神的な不安も解消する役割も担っているんだなあ】
と感じました。
このネコちゃんのように、肝臓はCT検査、肝生検を行わなければ、明確な診断をつけることができない病気が多く存在します。
肝生検はお腹を開いて肝臓を肉眼的にみながら採取するという方法がありますが、右京動物病院では、その肝生検を行う際に腹腔鏡という機器で、お腹に大きな傷をつくらずに検査することが出来ます!
画像もこんなふうにきれいに映りますのでわかりやすいです!
「このような検査があることを、困っている動物、ご家族に知ってもらいたい!」とブログに載せることを快諾してくださった飼い主さんの気持ちを代弁できていればうれしいです!
本日は肝臓、CT、肝生検、腹腔鏡のお話をさせていただきました✨
わからないことがあれば、気軽に聞いてください✨嵯峨野で德田がお待ちしています😉
P.S.
私には夢があります!!I have a dream!
日本一とも噂されるこの右京AHのブログで「いいね」数No1になることです!
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とくだ@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定
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