怖い子宮蓄膿症🐶
9月1日(金)
*****セミナーのお知らせ(本院)*********
パピー教室:8月27日(日)
デンタルセミナー:8月26日(土)
*****本院からのお知らせ*************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは!
獣医師の細田です
今回はわんちゃんの子宮蓄膿症についてお話しします。
子宮蓄膿症とはご存知のかたも多いとは思いますが、
子宮の中で細菌感染が起こり、子宮に膿が溜まってしまう病気です🙀
症状として飼い主様が気づきやすいのは、
多飲多尿や元気・食欲の低下、発熱、外陰部からの排膿等があります。
今回ご紹介するAちゃんも、来院時
元気食欲がない、陰部から血混じりのおりものが出ている、体が熱っぽい。
といった典型的な症状が出ていました。
普段は体温を測るのがとても苦手なAちゃんですが、しんどいせいかすんなり体温も測れました😢
超音波検査を実施すると、膿が溜まってパンパンに拡張した子宮が確認できました。
膿で大きく膨らんだ子宮がお腹の中にあるのは非常に危険な状態なので
基本的には手術によって子宮を摘出する必要があります。
わんちゃんの状態によっては、入院管理のもと点滴や抗生剤などを使用して
状態を整えてから手術をする場合もあります。
Aちゃんはしっかり点滴を流し、当日に手術を行いました。
手術の写真を載せています。ご注意ください!
摘出した子宮の写真になります。蓄膿によって大きく腫れてしまっています。
治療が遅れるとこのパンパンの子宮が破裂したり、敗血症、血液凝固障害といった
命に関わる非常に危険な状態に陥ります💦
この様に子宮蓄膿症はとても危険な病気で、無事手術に成功したとしても
術後の体力回復が難しく、命を落とすこともあります。
摘出する臓器は同じでも、通常の卵巣子宮摘出術(避妊手術)よりもとてもハイリスクなのです。
しかし、この病気は膿が溜まる場所を無くすこと、
つまり若いうちに避妊手術を行うことで100%防げる病気です。
女の子のわんちゃんを飼っていらっしゃる方、新たにお迎えしようとされている方、
高齢になる前の手術のリスクが高くない時期に
予防的な避妊手術を受けられることをお勧めします🐶
HOSODA@U-KYO-Animal Hospital
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