義眼挿入術 〜 術中写真が出ます
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こんにちは。
梅雨入りですね。
いきなりですが、私は土砂降りじゃない限りは傘をささない事が多いです。当たり前ですけど濡れないために傘をさすので、少しでも濡れると不快になりますよね。
傘をささないと、そもそもが濡れる前提なので濡れても不快になりません笑
シャワー浴びて不快になる人がいないのと同じです。
女性は難しいかもしれませんが、男性の方はぜひお試しください。
今回は緑内障に対しての義眼挿入術のお話をします。
緑内障とは眼圧が上昇して、痛みを引き起こし、進行すると失明してしまう病気です。
Rちゃんは以前から緑内障があり、左目は眼圧のコントロールができず既に他院さんで眼球摘出を受けていました。残った右目の眼圧も慢性的に高く、眼圧を少しでも抑えるため目薬はさしつずけているものの、残念ながら既に失明してしまっています。
飼い主様は残った右目まで摘出することはしたくないとの事で、なんとか目薬で当院来院まで頑張ってこられました。
現状として、視力の回復は望めず、眼圧も慢性的に高く痛みが伴っている可能性がある。しかし手術により顔貌が変化することはしてあげたくないという状況でした。
そこで顔貌を変化させることなく、眼圧をコントロールできる義眼挿入術を提案させていただいたところ、手術を希望されたため、今回の実施となりました。
眼球の白眼の部分から切開を加え、眼球内組織を取り除けるようアプローチしていきます。
内部組織を角膜を傷つけないよう慎重に摘出していきます。
無事内部組織を取り除くことができました。
次は義眼の挿入です。この挿入時に角膜を損傷することが多いので、イントロデューサーという機械を使い慎重に挿入していきます。(ピンボケしていてすいません)
挿入が終われば切開創を縫合して終了です。
術後2週間の写真です。言われなければ義眼だとは気づきませんよね。
目薬生活からも解放され、眼圧も今後上昇することはありません。快適な生活を送ってくれることでしょう。
眼球摘出はとても効率的で私たちもよく実施する無くてはならない手術の一つです。(特に眼内腫瘍の場合は必須の手術です)
しかし毎日見る大切なお顔なので、できればそのままの可愛いお顔のままがいいかなと私は思います。その分義眼挿入術の方が若干費用が高くなりますが、その価値はあると思います。
一般的に柴犬は顔まわりを触られるのが苦手な犬種ですが、Rちゃんはとてもお利口で、本当に頑張ってくれました。えらかったよ〜^^
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
taiyo@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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