背骨にできたトゲ
8月21日(火)
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平野:8月25日(土)午後、26日(日)
こんにちは。獣医師の廣畑です。
今回は犬の変形性脊椎症についてお話ししたいと思います。
まず、脊椎とは背骨を構成している頸椎・胸椎・腰椎・尾椎
という一群の骨を指しています。
脊椎は動物の体を支え、神経を保護するという非常に大切な
役割を担っています。
脊椎の間にはクッションとして機能する椎間板があります。
年齢を重ねるとこの椎間板が次第に潰れてきます。
すると、骨と骨がぶつかり合うようになってしまいます。
ぶつかり合うことで摩擦が起き、その刺激によって
骨と骨の間に棘のような骨(骨棘)が形成されます。
下の写真では赤線で囲んだところが骨棘です。
この変化が起きると今までのような柔軟な動きが制限されます。
また、脊椎の神経を保護するという機能が落ちるため、
神経障害が生じて痛み・痺れを感じるようになります。
犬の変形脊椎症では無症状のこともあります。
しかし、中には背中を痛がる・歩き方がおかしい・歩くのを嫌がる
といった症状が見られる場合もあります。
変形性脊椎症の治療は無症状であれば特に治療は行われません。
関節をサポートするサプリメントを与えても良いでしょう。
何かしらの症状が出ている場合は鎮痛剤を飲ませて安静にします。
肥満体型であればしっかりとした体重管理が重要となってきます。
かなり重度の場合は外科的治療を行うこともあります。
脊椎が変形してしまう原因の多くは老化現象です。
それ以外には肥満体型・過度な運動・段差の上り下りなども
原因になることがありますので日々の生活において十分にご注意ください。
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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER