PLDDの方法
適応疾患
- 椎間板ヘルニア(ハンセンⅡ型)
急に後ろ脚が動かなくなる椎間板ヘルニア。その多くはダックスフントなどに多いハンセンⅠ型と呼ばれる急性疾患です。しかし鈍い痛みが継続的に続く椎間板ヘルニアも多く存在し、ハンセンⅡ型と呼ばれる慢性疾患です。キャンと痛そうに鳴く場合もあれば、ロボットのような歩き方をしたり、走らなくなったりと、高齢からくるものだと勘違いされやすい疾患です。高齢だからと決めつけずに、一度ご相談ください。
傷の大きさの比較
PLDDの手順
ステップ①
毛刈り消毒

滅菌を保つため、毛刈りと消毒を実施します。腹腔鏡手術であるためリスクは低いですが、徹底した感染防止対策を講じています。
ステップ②
椎間板物質へ刺入

椎間板物質に22Gという細い針を刺入します。当センターが保有する高性能Cアームにより安全にターゲットへ刺入が可能です。
ステップ③
レーザー照射

針の中にレーザーを挿入。規定の強度、回数照射します。これにより椎間板物質が縮小し、効果が発揮されます。
ステップ④
当日退院

痛みもほとんどなく、当日元気に退院できます。術後直後から効果が見られる事も多く、尻尾を振って帰っていくうしろ姿が可愛いです。

