ラジオ波焼烙療法の方法
適応疾患
- 肝臓腫瘍
- 腎臓腫瘍
- 副腎腫瘍
- 縦隔腫瘍
- 前立腺腫瘍
- 膵臓腫瘍
- そのほか様々な腫瘍
腫瘍を周囲の正常組織を一定量含め全て熱でタンパク変性させます。針先端から直径何cm焼烙するか、正確に設定されており、熱伝導の組織抵抗性や組織自体の温度を計測し、厳密に機械制御されています。ただし熱を腫瘍に留めておくためには、血流を遮断する必要があります。(血流により冷却されるため)当センターで実施している腫瘍動脈塞栓術を同時に実施することで血流を遮断する事が可能です。
ラジオ波焼烙療法の手順
ステップ①
毛刈り消毒

滅菌を保つため、毛刈りと消毒を実施します。腹腔鏡手術であるためリスクは低いですが、徹底した感染防止対策を講じています。
ステップ③
針を刺入

エコー画像を見ながら腫瘍中央部分まで針を少しずつ刺入します。
ステップ④
焼烙

針先端から白い細かなバブルが周囲に広がっていく様子が観察できます。腫瘍温度を確認し、終了です。
ステップ⑤
翌日退院

体調を崩さないか一泊入院で経過を観察し、翌日元気に退院です。
